[PC]mini-ITXなハイスペックPCを自作した

ChatGPTが職場の一部で盛り上がっているのだが、バカジャネーノ?という感想でしかない。面倒になると散々意味不明なことを言い散らかして後始末を押し付けてくるやつにAIができるわけねーだろ、と。生成AIに一番必要なのは使用者のモラルとリテラシーだと言いたい。

さて、その生成AIだがなかなかに界隈を賑わせてる。とくにイラスト系のお祭りをみていると思ったことは「ハイクオリティなイラスト描けないヤツが吠えているとなんだかなぁ」ということ。大丈夫ですよ、そんなパースのとれていない小汚いイラストは学習させないから安心して承認欲求を満たす作品をシコシコ描いていてください。


ディスりな出だしからスタートしたが、自分も生成AIというものに手を出したわけだ。基本的にWEBサイトは静的サイトでもブログなどのWEBプログラムでもアイコンやらバナーやらデザインに関するところは昔からそれほど変わっていない。(だからAdobeが強気な値段で画像や動画の編集ソフトを提供するわけだ。いや、お世話になっていますが。料金体系ころころ変えて顧客を踊らせるようなことをしなければもっといいメーカーなんだけど)で、自分でバナーやアイコン画像をせこせこペンタブで書くのもなというモノグサなところはSKEBやらSKIMAで作成依頼をし「大人の解決方法」でなんとかしていた。値段のことはさておき、依頼していた作成者が連絡つかなくなり追加発注ができなくなるとこの「外注作戦」が根底から崩されてしまう。ミドルアッパースペックなPCでもあることだし、ここは生成AIに触れてみようではないか^^ という経緯で画像生成に手を出してみた。


導入してみたのはStable Diffusion Web UI だ。導入手順は検索すれば情報がごろごろでてくるし言及はしない。で、いざ生成してみるとグラフィックパワーが相当必要であることを実感する。なるほど、最近のブラフィックボード性能の話題はこういうところから端を発しているわけだ。画像1枚生成に2~3分で気に入った画像が生成されるまで100枚前後、数時間を要した。PCもすごい音をあげて唸る。ごめん無理させたわ(笑)。

というわけで、PCをスペックアップすることにした。つまりは自作。さすがにハイエンドで用途が汎用ではないものはBTOだろうがお高くつくので。仕事でも先行してAIに触れておいて降りかかる火の粉から逃げる必要があるしここは充分に動くPCを自作することにした。

過去、自作経験があるのはATX、MicroATXサイズのM/Bしかなかった自分だが、今回はMiniーITXに挑戦した。HDD から SATA SSD へ、そしてM.2 SSD と記憶媒体が小型化しているので筐体自体大きなサイズを確保する必要はないという判断だ。NZXT H1もよくはったのだが縦置きがゆえに出力口が底面にあり若干不便を感じていたので今回は横置きなケースをチョイスして組んだ。

Mini-ITX に GeForce 4090 を積む時点で 頭おかしい とか自分でも思うがやってみたいじゃんか!日本人として高スペックなコンパクト設計なもの。日本人として。


[PCケース] Lian Li A4-H2O X4
容量11リットルでトリプルスロットGPUと240mm水冷AIOが組み込める意味不明なケース。電源スイッチが側面にあるので横向きに設置ても手が届きやすい。ゴム足がゴツいので底面からもエアフローが期待できる。もちろんコンパクトなのでケーブリングが非常に面倒ではあるが、苦労する甲斐は充分にある。

[M/B] MSI MPG B650I EDGE WIFI
Socket AM5対応でSSDがPCIe 4.0 が2枚挿さるMini-ITX。特別に「これ」というモノはないが、導入GPUがMSI製なのでメーカーも合わせてしまえとかいう安直な思考。強いて言うならSSDのヒートシンクにファンがついていて冷やせる。

[CPU] AMD Rayzen9 7900X
7950だと消費電力に不安があったので、7900Xにしただけ。あとAM5使ってみたかった。

[メモリ] Corsair CMK64GX5M2B5600C40 PC5-44880 DDR5 SDRAM
OCメモリで光らない。ヒートシンク付きで、光らない。HWiNFO64だとMicronチップらしい、光らない。

[GPU] MSI GeForce RTX™ 4090 GAMING X SLIM 24G
4090でセミファンレスで3.1スロットなのでLian Li A4-H2O X4に収納可能な4090グラボ。MSI ✕ MSI なのでライザーカード挟んでも問題はなかろう。むしろファンコントロールソフトとか少なくて済むのでヨシ。

[AIO水冷クーラー] NZXT KRAKEN
ポンプヘッドがケースに収まって冷えるものをという理由で選定、NZAT H1も自社AIO水冷がセットだったので他の水冷は使ったことないので比較コメントなし。240で7900X冷せるのかよ?と思うだろうがサイレントモードでも65℃前後で推移しているのでかなり冷却能力は確かなのではなかろうか。静音目的でファンをNoctuaに交換しているけれど壊れたら元に戻せば良いかな。

[PSU] ASUS ROG Loki 1000W Platinum
SFX-LでGPUに使う12wが直結かつ1000W↑の選択肢だとこれしか見つからなかった。Platinumだし。まぁ、よろしかろ。ファン音も小さいし不満は今のところ一切なし。付属のケーブルもしなやかでケーブリングはしやすい、ただし長めなのでコンパクトなケースだと余る。

[SSD] WD BLACK SN850X 2000GB
システムドライブとデータドライブを物理的に区別したいので贅沢かなとも思うけど2枚挿しにした。4TB1枚を論理分割も考えたけれど金額的にお高いのでやめた。物理最強。ちなみに爆熱。

[サーマルパッド] Thermalright VALOR ODIN
熱伝導率15W/mk (!) 非電動タイプということでチョイス、よく冷えているっぽい。M.2 SSDの両面に貼り付けた。

[SSDヒートシンク] 長尾製作所 SS-M2S-HS02
ニッチなものは長尾製作所、スイッチルブステーションとかも作っている長尾製作所。アルミの削り出しとかいったら日本製とか言い出したくなるのは昭和生まれのせいに違いない。


UEFIの設定、OCの設定などで困ったことはとくになく、OSもWindows11proを普通にインストールして、個人のMSアカウントもあるので普通に関連付けて終わり。Copilotとかデフォルトのようにインストールされてるけれど、まぁそのうち使うかもなのでそのままにしてある。使用感は自作PCがゆえに特に不満点はない。強いて言うならダンボールなどの梱包材の始末が面倒なのが自作PCの悩ましいところか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました