おっさんは、たばこを吸う。シガレットもやるし、パイプもやる、シガーもやる。シガーはシガーバーに行く機会があれば、だけど。おっさんなので昨今の禁煙ブームとか電子たばことか全否定派だ。外で喫煙できる場所が激減しているが、副流煙とか健康被害とかそういうことではなく灰皿の清掃と吸い殻の片付けをさせる要員の人件費を削減するために各地方自治体が実施している施策なだけ。例えば中野区なんかは公園の清掃員雇用を廃止している。すでに奴らには文化的な思考はなく外患誘致の走狗と成り果てているに違いない。川崎市とか武蔵野市とか。実にアホくさい。
このパイプはおっさんの誕生日にいただいたもので2010年に作成された。
マイケル パークスというカナダのパイプ作家の初期作品でサンドブラスト仕上げのLBビリアードシェイプだ。グレードⅣ No.10の刻印。サンドブラストは最近のクラッギーなものと比べて柔和な彫りでマウスピースもLBのオリジナルであるDunhillのそれに比べてふっくらと曲線を描き吸い口もエッジが立っていて非常に良い造形になっている。外観もそうだが、煙道はボウル底のど真ん中に、マウスピースのつくりも完璧でバージニアでもラタキアでもキメの細かいクリーミィな紫煙をつくりあげる。
マイケル パークスの公式サイトはこちら、オーダーもここで受けている。
15年過ぎた今となってはオーダーメイドでしか作っていないのだろうか。
手元にあるパークスは最上にして最高。今までに経験したPre-Transition eraのBarling、Patent eraのdunhill(現 WhiteSpot)、Pre-Cadogan eraのOrlik、 Pre-Oppenheimer eraのBBBよりも実に旨い煙が醸成される。15年経った今でも現役で使っているし手放そうとなんて全く思えない逸品なのだ。

