購入日:2025年8月23日 44,000円(!)
なんていうか75%キーボード使っていたら「あれ?これ、HHKBいけんじゃね?」っていう気持ちになった。コンパクトキーボードに慣れてくるとコンパクト独自の不満点が出てくるんだが、よくよくHHKBのサイトを確認してみたら・・・HHKB Studioでだいたい解決されてしまうんじゃなかろうかと感じたのだ。と、いうわけで欲しくなったものは欲しいので買ってみた。どこで買っても値段は同じなので持ってきてくれる密林でポチった。
HHKB自体はさかのぼることン十年前から存在自体は知っていたけれど、特に今まで興味をそそられるものでもなく選択肢からは常にハズレていた。まぁ、当時のHHKBではなくておっさんが気に入ったのは HHKB Studio の機能なので、認識的には別物っていうヤツだ。
購入したのは、ANSIじゃなくてキー割り付けできるキーが多いJIS配列にしてみた。Fn押しながらカーソルキーってのはちょっと好きじゃないので。色は白、というか「雪」。おっさんは完全ブラインドではないので墨だとキー刻印が見えないのだ。それにしても、まさかのJIS回帰である。記号の位置が覚えづらいの苦手だったんだけどね。・x・
なんていうか、キー配列とか眺めているとFn押しながらのアレとかも感覚的に納得のいく配置だし、キーキャップの様式美とでもいうのかね、使わなくてもキレイに刻印されているのも美点だ。(C国由来のメーカーはそういう細かいところの配慮が売り出す際にはサイトで四の五の言っていても実際に製品になると「検討します」、「ファームウェアで善処します」とかおっさん的にはなんていうか、いい加減にしやがれって思っている)
といっても、最近の国産メーカーの凋落は目に余るところだが。まぁ、ユーザーのニーズが多様化してメーカーだけじゃ対応できないんだろうけどさ。
購入前に気になっていたのは、HHKBはノーマルプロファイルだ、というところなんだが・・・この数年、ロープロファイルのキーボードばかり使っていたので違和感というか高低差に感覚がどうなるかと思っていたが、実物で打鍵してみても違和感なく打鍵できている。HHKB Studioの標準キースイッチはKailh Deep Sea Silent Box Switch Isletとほぼ同じつくりのもので、モノとしては上等なもの。このHHKBの静音リニアスイッチだが・・・単品で買おうとするとめっちゃお高い。Lofreeもびっくりの値段だ。きっと検品精度を上げて相当数「刎ねて」いるのでその分価格転嫁されてるんじゃないかなぁ、と思ってみたり。おっさんは、最近使用しているIQNUIX MQ80とかが40gfなので OUTEMU BUTTERFLY SILENT LINEAR (FACTORY LUBED)に交換した。おっさんは、静電容量無接点方式にこだわりはないので打鍵して自分がしっくりくるほうを選ぶのだ。そもそもあのプラスチックがカチャカチャあたる音が好きではないしタクタイルも苦手なのだ。TTC FrozenSilent が気になる人は下のサイトを参考にして欲しい。
キーマッピングは左のE/JとFn1は入れ替えたぐらいで、左右と手前のスライダーとかの反応具合とかは特段気にするレベルではなかったし、ジェスチャーコントロールの設定も特に気になるところもなかったので、そのままDIP設定はまだいじっていない。スペースキー下のマウスボタンがロープロファイルスイッチだったので、ここは手持ちの Gateron KS-33 Low Profile Red Silent 2.0 に交換したら通常キーのスイッチと似た打鍵感になった。マウスボタンだからってタクタイルにする必要なかろうもん・x・ 何の意味があるんだろう。
Lofree Flow以降、ANSI配列を使っていたのでE/Jの切替や変換、無変換キーとかに戸惑いがあってアレ?とか違和感をもった。ANSIでのIME切替に不満があったのに、いざJISに戻したらこれだ。つくづく人間って慣れの生き物なんだなぁって実感する。にんげんだもの。今までのキーボードで割り付けが出来なかったWin + Tab は 右手前のジェスチャーになっているし、マウススクロールが左右のジェスチャーにデフォルト設定で割りつけられているので、そのままの設定で使っている。側面にジェスチャー機能がついているからJIS配列が使いやすい。
HHKB Studioは、PCBとトッププレートの間にフォームを挟んだりケース内部に吸音フォームが仕込まれているわけではないので、打鍵時のケース内の反響は当然のように発生するし、ガスケットマウントでもないので強い打鍵なんかしていると指先に反射ダメージが来る従来の構成。保証期間が過ぎたら、その辺りをいじってみたいとは思う。打鍵時の衝撃は底の部分でなんとか緩和してやるといい感じになる。ちなみに正規オプション品であるバード電子 HHKB Studio専用キューシンマット (KMG-ST) を底面に貼り付けた。ケース底のほぼ全面に合成ゴムシートを貼り付けることでボトムケースの反響が抑制される。おっさんはさらにキーボードマット(4mm厚)も敷いているので感情の乗っているときの打鍵でも素敵な打鍵感を享受できている。自己満足の領域だが。
リストレストはあったほうが良いと思う(個人的な感想です)。おっさんは、藤倉工房というところで発売しているStudio用につくられたリストレストを買った。ウォールナット無垢材でつくられているものの中で、これが本体と並べた時に1番使いやすそうだからだ。もちろん表面の仕上げはとても雑なので自身で最終仕上げをしてやる必要がある。まず、1000番サンドペーパーで丁寧に全体を整える。ファクトリーでのヤスリがけはバラツキがあって触れている時にざらつく。その後削りカスを良く拭き取った後にアマニ油配合の蜜ロウワックスを塗り磨き上げる。蜜ロウワックスの使い方は木工DIYサイトで調べると丁寧に紹介されている。ウッドは木目が馴染んでいい色合いになってくるのが面白いんだよね。

